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通訳現場あるある(司会者編)

〜司会のひと工夫で、通訳はここまで変わる〜 同時通訳や逐次通訳が入る会議では、実は 司会者の役割がとても重要 です。通訳者の力量だけでなく、進行の仕方ひとつで、会議の分かりやすさは大きく変わります。 今回は、通訳現場でよくある「司会者あるある」をご紹介します。 「では、どうぞ」で突然始まる 通訳者にとって少し緊張する瞬間があります。 司会者が何の前触れもなく「では、どうぞ」と登壇者に振るパターンです。 通訳は常に準備していますが、発言者が誰か、どの言語か、どのテーマかが一瞬で分かると、精度は格段に安定します。 理想は、「それでは〇〇様、英語でのご発言をお願いします」と明示していただくことです。 話題の切り替えを言葉にしない 司会者が自然に話題を変えると、通訳者は一瞬、文脈を探します。 「ここからは予算の話です」「次は質疑応答に移ります」 こうした一言があるだけで、通訳の構造理解が早まります。 実はこれは、参加者にとっても親切な進行です。 通訳がいることを途中で忘れる 会議が盛り上がると、司会者もついスピードが上がります。 発言がかぶる、早口になる

通訳現場あるある(機材編)

〜同時通訳は“声”だけでは成り立たない〜 同時通訳というと、通訳者の語学力や瞬発力に注目が集まりがちです。しかし実際の現場では、 機材と音響環境が品質の半分を決める と言っても過言ではありません。 今回は、通訳現場でよくある“機材あるある”をご紹介します。 「音が悪いと、すべてが難しくなる」 同時通訳の原則はシンプルです。 聞こえなければ、訳せない。 マイクが遠い、会場が反響している、ノイズが混じる――音声が少し乱れるだけで、通訳者の負荷は一気に上がります。 逆に、音響が整っている現場では、通訳は驚くほど安定します。 マイクの持ち方ひとつで難易度が変わる マイクを胸元に下げて話す、資料に顔を近づけすぎる、横を向いて話す。 これらは現場でよく見られる“あるある”です。 通訳者は音量の微妙な変化を常に追いかけながら訳しています。司会者が「マイクを口元にお願いします」と一言添えるだけで、世界が変わります。 同時通訳ブースは“静寂の箱” 対面の同時通訳では、ブース(防音設備)が設置されます。 ブースは単なる箱ではなく、・外部音の遮断・音声の安定・通訳者の

通訳現場あるある(自治体編)

〜行政案件ならではの空気感〜 企業の商談とは少し違い、自治体主催の国際会議や海外ミッション、行政視察の現場には独特の“あるある”があります。同時通訳・逐次通訳の現場でよく見られる、自治体案件ならではの光景をご紹介します。 「公式な一言」に全神経が集中する 自治体案件では、首長や幹部の発言に“公式性”があります。 ・表現が強すぎないか・ニュアンスが変わらないか・外交的に問題がないか 通訳者は単に意味を訳すだけでなく、 トーンや温度感まで慎重に再現 します。 この緊張感は、行政案件特有のものです。 プロトコル(儀礼)の重み 歓迎挨拶、感謝の言葉、表敬訪問など、形式的に見える部分ほど、実は重要です。 「心より歓迎いたします」「長年の友好関係に感謝いたします」 こうした定型表現は一見簡単に見えますが、国や文化によって適切な言い回しが変わります。 ここで通訳の力量が問われます。 略語と部署名の洪水 自治体案件では、部署名や事業名、略語が多く登場します。 例:○○推進本部、△△連携室、□□戦略ビジョン2025… これらを自然な英語に置き換えるのは、実は高度な

通訳現場あるある(依頼者編)

〜通訳会社から見る“よくある光景”〜 同時通訳や逐次通訳の現場では、通訳者だけでなく、依頼者側にもさまざまな“あるある”があります。もちろんどれも悪意があるわけではなく、初めて通訳を依頼する中で自然に起こるものです。 今回は、通訳会社の視点から見た「依頼者あるある」をご紹介します。 「まだ内容は固まっていませんが…」から始まる これは非常によくあります。 会議の目的も、参加者も、形式も、まだ流動的。でも日程だけは決まっている。 実はこれはまったく問題ではありません。むしろ通訳会社としては、早い段階で相談していただけるほうが助かることも多いのです。 「資料は直前にお送りします」 忙しい現場では仕方のないことですが、資料が本番直前に届くのもよくある光景です。 通訳者は限られた時間で全力で読み込みますが、本音を言えば「少しでも早いと嬉しい」です。 未完成版でも十分価値があります。 「とりあえず英語でお願いします」 実は英語と一口に言っても、アメリカ英語、イギリス英語、アジア圏の英語など、背景はさまざまです。 参加者の国籍や業界が分かると、通訳者の準備は

通訳現場あるある(オンライン編)

〜Zoom通訳の裏側で起きていること〜 ここ数年で、同時通訳や逐次通訳の現場は大きく変わりました。ZoomやTeamsなどを使った オンライン通訳 は、今や企業や自治体の国際会議では当たり前の選択肢になっています。 しかし、オンラインならではの“あるある”も、実はたくさんあります。 「聞こえますか?」から始まる儀式 オンライン通訳の現場では、ほぼ必ずと言っていいほど行われるのが音声チェック。 「通訳チャンネルは聞こえますか?」「原音はどうですか?」「少しマイクに近づいていただけますか?」 この数分が、その後の会議の安定を左右します。通訳者にとっては、この“儀式”が安心材料でもあります。 マイクの位置で難易度が激変する 対面の同時通訳では音響スタッフが調整しますが、オンライン会議では各登壇者のマイク環境がまちまちです。 ・口から遠い ・周囲の雑音が大きい ・エコーがかかっている ・突然Bluetoothが切れる 音声が少し乱れるだけで、通訳の負荷は一気に上がります。オンライン通訳では「音質=品質」と言っても過言ではありません。 発言がかぶると、処理

通訳現場あるある(プロ意識編)

同時通訳や逐次通訳の現場には、外から見えにくい「プロとしてのこだわり」が存在します。通訳者はただ言葉を置き換えるだけでなく、会議やイベント全体の理解を支え、国際コミュニケーションの品質を保つ役割を担っています。 今回は、そんな通訳者の「プロ意識あるある」をいくつか紹介します。 “分からなかった単語”をそのままにしない 会議が終わったあと、通訳者がまず確認するのは「今日出てきた固有名詞・略語・専門用語」。分からなかった言葉を調べ、次に備えるのはほぼ全員共通です。 表には出ない努力ですが、実は通訳品質の土台になっています。 スピーカーの癖を一瞬で見抜く 通訳者は発話スタイルの分析が早い職業です。 結論先行型か説明先行型か 例え話を多用するか 話が構造的か、感覚的か これを序盤で見抜くことで、処理の負荷を下げています。これもプロとしての技術です。 声量・音質・マイク位置に敏感 通訳者の世界では 「聞こえなければ訳せない」 は基本原則。 そのため、会議の開始前には マイク位置 音量 残響 ハウリング 通信状態(オンライン通訳) などを細かくチェックします

通訳現場あるある(トラブル編/笑える編)

同時通訳や逐次通訳の現場は緊張感に満ちていますが、時に予期せぬ“トラブル”や、思わず笑ってしまう“かわいらしい混乱”が起こることもあります。 ここでは、実際の現場でよくあるトラブルと、笑って済ませられるタイプのエピソードをご紹介します。(もちろん機密の範囲内で) マイクが入っていない問題 オンラインでも対面でも頻発するのがこれです。登壇者が熱心に話しているのに、通訳者には 無音 という状況。 司会者が「すみません、マイクが入っていません」と指摘した瞬間、会場全体がちょっと和みます。 オンライン通訳ではこれがさらに頻出します。 予期せぬ参加者追加で通訳チャンネルが足りない Zoom通訳では、参加者が急に増えることがあります。運営が焦る中、通訳者は冷静にチャンネル設定を案内し始める――まるでITサポートのような瞬間です。 通訳者が“お出汁”問題に出会う 日本の文化や食の会議では 出汁旨味おもてなし など、翻訳難度の高い言葉が突然出てきて、通訳者同士で「来た来た」「この回避不能の単語!」と目で笑うことがあります。 結果としてdashi brothとかu

通訳者と資料の関係

〜資料がない場合どうなる?〜 通訳の現場で最も多く交わされる言葉の一つが「資料はありますか?」です。 初めて通訳サービスを依頼する企業や自治体の担当者からは、「当日聞いて訳すのだから、資料はなくても大丈夫では?」というご質問も少なくありません。 しかし実際には、資料の有無は通訳の品質に大きな影響を与えます。 ここでは、通訳者にとって資料が持つ意味と、資料がない場合に何が起きるのかをご紹介します。 資料は“答え合わせ”ではなく“予測の材料” 通訳者は当日、発言を聞いて訳すだけではなく、事前に内容を予測しながら準備します。 そのために資料は重要な手がかりになります。 資料から通訳者が読み取る情報は多岐にわたります: 用語の傾向 略語や固有名詞 話の流れ 結論の方向性 背景情報 想定される質疑応答 つまり資料は 本番での脳内処理の負荷を減らすツール でもあります。 資料がない場合に起きること 資料が一切ない状態で通訳を行うと、通訳者は「聞きながら理解し、同時に訳す」という作業を、初見で何度も行わなければなりません。 この状況では特に以下が起きやすくなり

通訳現場あるある

〜外からは見えないプロの“あの瞬間”〜 同時通訳や逐次通訳の現場には、外からだとほとんど気づかれない、ささやかな「あるある」がたくさんあります。今回は、通訳会社として見てきた現場の裏側を少しご紹介します。 用語が最初に出た瞬間の“静かな安堵” 難しい専門用語は、会議の最初の方ではなかなか出てこないことがあります。それでも通訳者は事前準備で用語をまとめて臨んでいるため、その用語がようやく本番で登場した時には 「来た!」 と密かに安心します。 発話パターンを掴んだ瞬間に一気に楽になる 同じ内容でも、登壇者によって話し方の癖は大きく異なります。 結論が先のタイプ 論点を後回しにするタイプ 例え話が多いタイプ 階層構造で話すタイプ 通訳者は少し聞いただけで癖を掴み、それによって処理の仕方を調整しています。 癖が読めた瞬間、通訳は一気に安定します。 想像していなかった固有名詞で冷や汗 世界の地名、社名、略語、人名、専門機関など、固有名詞は準備していても想定外のものが次々出ます。 通訳者同士がちらっと目を合わせて 「今の聞こえた?」 と無言で確認し合うのは現

通訳依頼でよくある勘違いトップ3

〜実は“知らないだけ”で損をしていること〜 同時通訳・逐次通訳・オンライン通訳などの通訳サービスを初めて依頼する際、企業・自治体の担当者の方が抱えがちな“誤解”があります。 悪気があるわけではなく、ただ単に仕組みを知らないだけのことがほとんどですが、実はその誤解によって会議がやりづらくなったり、通訳の品質に影響したりします。 ここでは代表的なものを3つご紹介します。 勘違いその1:通訳者は「その場で聞いて訳せばいい」 通訳は 当日の技術だけで成立する仕事 と思われがちですが、実際は逆です。プロの通訳者は、事前資料や背景情報を元に準備を行っています。 例えば 用語の確認 略語の整理 関連ニュースのチェック 発言の構造予測などを行うことで、本番の精度が大きく変わります。 つまり、通訳はスポーツの試合と同じで、 当日のパフォーマンスは準備によって作られる のです。 勘違いその2:通訳者は“全分野”に対応できる 「英語に強い」という理由で、なんでも訳せるイメージを持たれがちですが、通訳者にも専門分野があります。 医療・法務・IT・環境政策・金融・エネルギ

通訳会社に丸投げしてよいこと・よくないこと

通訳サービスを初めて依頼される企業や自治体の担当者から、「どこまでお願いしていいのかわからない」という声をよくいただきます。 実際、通訳会社に“丸投げして良い領域”と、“依頼者側で決めていただくと結果が良くなる領域”があります。 ここでは、その違いを整理してみます。 丸投げしてよいこと ● 通訳者の選定 通訳者にも専門分野と強みがあり、案件の内容によって最適な人材は変わります。ここはむしろ通訳会社に任せた方が成功しやすい領域です。 ● 同時通訳か逐次通訳かの提案 会議の形や目的を聞いたうえで、通訳会社側が適切な形式を提案できます。「どちらがよいかわからない」は当然なので問題ありません。 ● オンライン通訳の技術的な設定 Zoom通訳やTeams通訳の設定は、慣れていないと難しいもの。通訳会社がオペレーションまで対応するケースが増えています。 ● 機材・音響の手配 特に同時通訳ブースや受信機が必要な場合、ここは完全にプロの領域です。自前で用意しようとするとむしろリスクが高くなります。 丸投げしない方がいいこと ● 会議の目的と背景...

通訳依頼で“避けたい”NGパターン

〜ほんの少しの工夫で結果が変わる〜 通訳サービスを初めて依頼する際、多くの企業や自治体の担当者が手探りの状態からスタートします。それ自体は問題ではありませんし、「何をどうすればいいのか分からない」というのは自然なことです。 ただし、通訳案件の現場では、 避けられるはずのトラブルや混乱 が、ちょっとした依頼の仕方によって生まれてしまうことがあります。ここでは、特に避けたい“NGパターン”をいくつかご紹介します。 NGパターン1:通訳スタイルを決めずに依頼する 意外と多いのが、「とりあえず通訳をお願いしたいのですが…」とだけ伝えて、 同時通訳なのか逐次通訳なのかが決まっていないケース です。 同時か逐次かで必要なものは大きく変わります。 必要な通訳者の人数 機材の有無 所要時間 会議の形式 費用感 オンラインか対面か がすべて変わるため、最初に整理されているとスムーズです。 もちろん分からなければ、通訳会社に相談すれば問題ありません。 NGパターン2:内容が専門的なのに情報を共有しない 技術、医療、法務、エネルギー、行政分野などで特に起きがちです。通

通訳会社が「この案件はうまくいく」と感じる瞬間

同時通訳・逐次通訳・オンライン通訳など、さまざまな案件を日々お手伝いしていますが、実は通訳会社側には「これは良い結果につながりそうだ」と感じる瞬間があります。 それは、通訳技術だけでなく、依頼者・参加者・運営のバランスが整っている案件です。ここでは、現場の視点からそのポイントをご紹介します。 目的が明確に共有されたとき 会議やイベントの目的が「情報共有なのか」「意思決定なのか」「発信なのか」によって、求められる通訳のスタイルは変わります。 依頼者が最初に目的を説明してくれる案件は、通訳者も準備の方向が定まり、結果として会議全体が無駄なく進みます。 通訳が“場の一部”として扱われているとき 通訳が単なる付属ではなく、「会議の成立に必要な要素」として尊重されている案件は、やはりうまくいきます。 参加者が「聞けば分かる」という安心感を持つと、発言量が増え、議論も深まります。 資料や背景情報が事前に共有されたとき 資料は完璧でなくても構いません。むしろ「途中版ですが」と言って早く送っていただける案件ほど、準備の質が高まります。 通訳にとっては・スライド・

通訳会社が本音では伝えたい、依頼前のポイント

通訳会社として、日々多くの企業・自治体の方とやり取りをしています。その中で、表立っては言いにくいけれど、 本当は事前に知っておいていただけると助かること がいくつかあります。 今回は、「これを押さえていただけると、通訳サービスの質がぐっと上がる」という依頼前のポイントを、率直にお伝えします。 「まだ固まっていない内容」でも、早めに相談してほしい 「内容が確定してから相談しよう」と思われる方は多いのですが、実は通訳会社としては、 固まる前の段階での相談 のほうがありがたいことも少なくありません。 なぜなら、・同時通訳か逐次通訳か・通訳者は何名必要か・オンライン通訳が適しているかといった判断は、初期段階から関わることで、より最適な提案ができるからです。 「とりあえず英語だけ」で終わらないでほしい 「日本語と英語でお願いします」という依頼はよくありますが、その奥にある・どんな参加者がいるのか・どの国・地域が関わるのかという情報があると、通訳者の選定精度が大きく変わります。 英語一つ取っても、国や背景によって話し方や表現は大きく異なります。 資料は“完成

海外ゲストが“通訳付き会議で安心する瞬間”

国際会議や海外からのゲストを迎える場面で、「通訳は日本側のためのもの」と思われがちですが、実は 一番安心しているのは海外ゲスト側 であることも少なくありません。 通訳付きの会議で、海外ゲストが「この場なら大丈夫だ」と感じる瞬間には、いくつか共通点があります。 最初に「通訳が入っている」とはっきり伝えられたとき 会議の冒頭で「本日は同時通訳(または逐次通訳)が入っています」と明確に説明されると、海外ゲストは一気に緊張が解けます。 「自分がゆっくり話してもいい」「表現を無理に簡単にしなくていい」と分かることは、安心感につながります。 自分の発言がすぐ、正確に伝わったと感じたとき 話した直後に、通訳を通して会場全体がうなずいたり、反応を示したりする瞬間。このとき海外ゲストは、「ちゃんと伝わっている」という確信を持ちます。 同時通訳であれ逐次通訳であれ、 反応が返ってくること自体が安心材料 になります。 ユーモアやニュアンスが共有されたとき 冗談や軽い一言が笑いとして返ってきた瞬間、海外ゲストは通訳の質だけでなく、会議そのものへの信頼を深めます。...

通訳が入る会議で“やってしまいがちな失敗”

同時通訳や逐次通訳を導入した会議で、「通訳自体は問題なかったのに、なぜか分かりにくかった」という声が上がることがあります。 多くの場合、その原因は**通訳の技術ではなく、会議運営側の“ちょっとした行動”**にあります。ここでは、実際の現場でよく見られる「やってしまいがちな失敗」をご紹介します。 話し始めが唐突すぎる 司会者や登壇者が、前置きなく突然話し始めてしまうケースです。通訳が入る会議では、通訳者が聞く準備を整える「一拍」がとても重要です。 特にオンライン通訳(Zoom通訳など)では、マイクの切り替えや音声の安定を待つ必要もあります。 ほんの一呼吸置くだけで、通訳の正確さは大きく変わります。 発言者が頻繁に割り込む・同時に話す 議論が盛り上がると、複数人が同時に話し始めてしまうことがあります。しかし通訳者は、一度に一人の音声しか処理できません。 通訳が入る会議では、「誰が話しているのか」を明確にし、発言の順番を意識することが重要です。これは会議の分かりやすさにも直結します。 長すぎる一文を止めずに話し続ける 逐次通訳の場面で特に多い失敗です。

通訳が入る会議で、司会者・進行役が意識するとよいこと

国際会議やオンライン会議で同時通訳・逐次通訳を導入する際、通訳者だけでなく、 司会者や進行役のちょっとした配慮 が、会議全体の分かりやすさを大きく左右します。 ここでは、通訳が入る会議で司会者が意識しておくと、結果的に全員が楽になるポイントをご紹介します。 最初に「通訳が入っている」ことを明確にする 会議冒頭で「本日は同時通訳が入っています」「通訳を介して進行します」と一言伝えるだけで、参加者の心構えが変わります。 これにより、・発言の区切りを意識する・いきなり話し始めないといった配慮が自然に生まれ、通訳の精度も安定します。 発言者をはっきり指名する 通訳が入る会議では、「誰が話しているのか」が非常に重要です。 司会者が「では次に◯◯様、お願いします」と明確に指名することで、通訳者も聞き手も一拍置いて準備ができます。 特にオンライン通訳(Zoom通訳など)では、音声が重なるのを防ぐ効果もあります。 話題の切り替わりを言葉にする 話題が変わるときに、「では次の議題に移ります」「ここまでが背景説明で、次は提案です」と一言添えるだけで、通訳者は文脈を正

通訳会社に相談するとき、最初に決めておくと楽なこと

「通訳をお願いしたいけれど、何から伝えればいいのか分からない」これは初めて通訳会社に相談される方が、ほぼ必ず感じることです。 実は、最初にすべてを決めておく必要はありません。ただ、以下のポイントが整理されていると、打ち合わせがとてもスムーズになります。 まず一つ目は、 会議やイベントの目的 です。情報共有なのか、意思決定なのか、対外的な発信なのか。これによって、同時通訳が適しているか、逐次通訳が良いかの判断がしやすくなります。 二つ目は、 形式(対面・オンライン・ハイブリッド) 。Zoom通訳などのオンライン通訳の場合、必要な準備やサポート内容が変わるため、早めに共有すると安心です。 三つ目は、 参加者の属性 です。人数、使用言語、専門分野が分かれば、通訳者の選定や体制を適切に組むことができます。 これらがざっくりでも整理されていれば、あとは通訳会社が具体的な提案を行います。「分からないから相談する」でまったく問題ありません。

通訳がいる会議・いない会議の違い

通訳が入る会議と、入らない会議。この違いは単に「言葉が分かるかどうか」だけではありません。 通訳がいない会議では、参加者が無意識のうちに発言を控えたり、表現を単純化したりすることがあります。「正確に伝えられるか分からない」という不安が、会話の幅を狭めてしまうのです。 一方、通訳がいる会議では、話者は母語で自然に話せます。専門用語や微妙なニュアンスも含めて伝えられるため、議論の密度が高くなります。これは国際会議や行政関連の協議、企業の重要な打ち合わせでは特に大きな違いとなります。 また、通訳が入ることで会議の進行が整理されやすくなります。発言の区切りが明確になり、話題の流れが共有されるため、参加者全体の理解度もそろいます。 通訳は「外国語のためのサポート」ではなく、 会議そのものの質を底上げする存在 と言えるでしょう。

初めて通訳を入れた会議でよくある気づき

初めて同時通訳や逐次通訳を導入した会議のあと、企業や自治体の担当者からよく聞くのが「想像していたのと、少し違いました」という言葉です。多くの場合、それは 良い意味での驚き です。 まずよくあるのが、「会議が思った以上に活発になった」という気づきです。通訳が入ることで、参加者が無理に外国語で話そうとせず、自分の言葉で意見を述べられるようになります。その結果、発言の量が増え、議論が深まります。 次に多いのが、「時間が有効に使えた」という感想です。特に同時通訳の場合、逐次的なやり取りによる待ち時間がなくなり、会議のテンポが保たれます。オンライン通訳(Zoom通訳など)でも、この効果ははっきり感じられます。 そして最後に、「もっと早く通訳を入れればよかった」という声。これは、通訳が“特別なもの”ではなく、“会議を円滑にするための仕組み”だと実感した結果とも言えます。 初めての通訳導入は不安もありますが、多くの現場で「安心感」と「会議の質向上」を実感していただいています。

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