【通訳の基本】同時通訳と逐次通訳って何が違うの?
- dojitsuyakucom
- 5月11日
- 読了時間: 2分
通訳と一口に言っても、実は「同時通訳」と「逐次通訳」という2つのタイプがあります。どちらも「話す人」と「聞く人」の間に入って言葉を橋渡しする役目を果たしますが、そのやり方と場面での使われ方が大きく違います。
今日は、そんな「通訳の二本柱」について、わかりやすくご紹介します。
■ 同時通訳とは?
話し手が話しているのとほぼ同時に、別の言語で通訳する方法です。実際には1〜2秒のタイムラグがありますが、聞き手はほぼリアルタイムで内容を理解できます。
🔹 使われる場面:
国際会議やシンポジウム
オンラインセミナー(Zoom通訳)
大規模なイベントや政府間会談 など
🔹 特徴:
会話の流れが止まらない
通訳者は専用のブースやヘッドセットを使って行う
高度な集中力が求められるため、通常は2名以上で交代制
■ 逐次通訳とは?
話し手がある程度のまとまりで話し終えた後に、通訳者が訳す方法です。通訳者はメモを取りながら話を聞き、内容を正確に伝えます。
🔹 使われる場面:
記者会見や表敬訪問
商談や面談
少人数の公式行事や社内会議 など
🔹 特徴:
一文ずつ丁寧に訳すので、より正確に伝わる
時間は倍かかるが、細やかなニュアンスや雰囲気も伝えやすい
マイクやブース不要。対面・オンラインどちらでも対応可能
■ どちらを選べばいい?
「通訳が必要なんだけど、どちらにすれば…?」と迷ったときは、✅ 会話のテンポを保ちたい・参加者が多い → 同時通訳✅ 丁寧な内容のやりとりがしたい・少人数 → 逐次通訳が目安になります。
どちらも、それぞれに得意な場面があります。通訳の種類を使い分けることが、成功のカギとも言えます。
ご相談いただければ、イベントや会議の内容に応じて、最適な通訳スタイルをご提案いたします。「同時通訳と逐次通訳、うちにはどっちが合う?」そんなお問い合わせも大歓迎です。
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