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【通訳の基本】同時通訳と逐次通訳って何が違うの?

通訳と一口に言っても、実は「同時通訳」と「逐次通訳」という2つのタイプがあります。どちらも「話す人」と「聞く人」の間に入って言葉を橋渡しする役目を果たしますが、そのやり方と場面での使われ方が大きく違います

今日は、そんな「通訳の二本柱」について、わかりやすくご紹介します。

■ 同時通訳とは?

話し手が話しているのとほぼ同時に、別の言語で通訳する方法です。実際には1〜2秒のタイムラグがありますが、聞き手はほぼリアルタイムで内容を理解できます。

🔹 使われる場面:

  • 国際会議やシンポジウム

  • オンラインセミナー(Zoom通訳)

  • 大規模なイベントや政府間会談 など

🔹 特徴:

  • 会話の流れが止まらない

  • 通訳者は専用のブースやヘッドセットを使って行う

  • 高度な集中力が求められるため、通常は2名以上で交代制

■ 逐次通訳とは?

話し手がある程度のまとまりで話し終えた後に、通訳者が訳す方法です。通訳者はメモを取りながら話を聞き、内容を正確に伝えます。

🔹 使われる場面:

  • 記者会見や表敬訪問

  • 商談や面談

  • 少人数の公式行事や社内会議 など

🔹 特徴:

  • 一文ずつ丁寧に訳すので、より正確に伝わる

  • 時間は倍かかるが、細やかなニュアンスや雰囲気も伝えやすい

  • マイクやブース不要。対面・オンラインどちらでも対応可能

■ どちらを選べばいい?

「通訳が必要なんだけど、どちらにすれば…?」と迷ったときは、✅ 会話のテンポを保ちたい・参加者が多い → 同時通訳✅ 丁寧な内容のやりとりがしたい・少人数 → 逐次通訳が目安になります。

どちらも、それぞれに得意な場面があります。通訳の種類を使い分けることが、成功のカギとも言えます。

ご相談いただければ、イベントや会議の内容に応じて、最適な通訳スタイルをご提案いたします。「同時通訳と逐次通訳、うちにはどっちが合う?」そんなお問い合わせも大歓迎です。

 
 
 

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