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通訳者が助かる依頼者の一言

同時通訳や逐次通訳の現場では、通訳者が最高のパフォーマンスを発揮できるかどうかは、依頼者とのちょっとしたやり取りにも左右されます。特に「ひとこと」があるだけで、現場がスムーズに進行し、結果的に企業や自治体の会議やイベントがより成功に近づくのです。


1. 「資料はまだ完璧ではありませんが、共有しますね」

通訳者にとって資料は命綱です。事前に準備ができれば用語を確認し、参加者にわかりやすい表現を選ぶことができます。たとえ未完成でも、「早めにお送りします」という一言が大きな助けになります。


2. 「話し方はゆっくりめでお願いします」

登壇者や講演者に向けてこうした一言を添えていただけると、通訳の精度が格段に上がります。特にオンライン通訳やハイブリッド会議では、通信環境の影響もあるため、少しの配慮が大きな効果を生みます。


3. 「今日の会議で特に重要なのはこの部分です」

事前に焦点となるテーマを伝えていただけると、通訳者は注意を集中すべきポイントを把握できます。これにより、国際会議やビジネス交渉でのメッセージがよりクリアに伝わります。


4. 「専門用語は日本語のままで大丈夫です」

場合によっては、無理に訳すより原語を残した方が理解しやすいこともあります。依頼者からあらかじめルールを示していただけると、会議全体の一貫性が保たれます。


まとめ

通訳者は言葉を伝えるだけでなく、依頼者の思いを形にするパートナーです。ほんのひとことがあるだけで、同時通訳や逐次通訳の現場はぐっとスムーズに進みます。企業や自治体の皆さまにとっても、結果として「伝わる会議」「成功するイベント」につながるのです。

 
 
 

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