通訳現場あるある:プロが思わず共感する“あの瞬間”
- dojitsuyakucom
- 11月22日
- 読了時間: 2分
同時通訳や逐次通訳の現場には、外からは見えない小さな「あるある」がたくさんあります。企業や自治体の担当者にとっても、「こんなことが起きているのか」と知っておくと、通訳サービスをより効果的に活用するヒントになります。
1. 「数字が突然連発されると会場の空気が少し張りつめる」
国際会議や技術系のプレゼンでよくあるのが、「2019年は428件、翌年は567件で…」と、数字を連打される瞬間です。
会場の人は何気なく聞いていても、通訳者の頭の中では「428?428? 567?567? あ、次いった…!」と高速で処理が走ります。
数字は聞き逃せないため、緊張感が一気に増す“あるある”です。
2. 「固有名詞が初めて出た瞬間、ペアの通訳者と目が合う」
国際会議では企業名・人名・地名などの固有名詞が突然登場します。予想していなかった名前が出た瞬間、隣の通訳者と無言で目が合い、「今の聞こえた?」「あれ何て言った?」とアイコンタクトで意思疎通することがあります。
チームワークの大切さが光る“プロあるある”です。
3. 「オンライン通訳で、通信が1秒遅れるだけで心臓に悪い」
Zoom通訳やTeams通訳では、通信の安定性が品質に直結します。少し音声が揺れただけで、通訳者の脳内アラームは全力で作動。
「今の言葉、欠けた?」「繋ぎ直した方がいい?」と瞬時に判断しながら訳しています。
見えないストレスがある“オンライン通訳あるある”です。
4. 「準備した専門用語が出ると小さくガッツポーズ」
通訳者は膨大な事前準備を行います。その中で、苦労して調べた専門用語が本番で登場すると、心の中では**「よし来た!」**とガッツポーズ。
依頼者には見えませんが、実はかなり嬉しい瞬間なのです。
5. 「話者の癖がつかめた瞬間に一気に楽になる」
早口の人、文が長い人、例え話が多い人…国際会議ではさまざまなスピーカーがいます。
最初はペースがつかめず緊張しますが、「あ、この人は結論が先」「区切りが短い」と分かった瞬間、通訳が一気にスムーズになる“あるある”です。
まとめ
通訳現場には、外からは分からない細かなドラマがあり、一つひとつが同時通訳・逐次通訳の品質を支える大切な瞬間でもあります。
こうした“通訳あるある”を知っていただくことで、通訳サービスの奥深さやプロの仕事への理解が少し広がるかもしれません。
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