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通訳依頼で“避けたい”NGパターン

〜ほんの少しの工夫で結果が変わる〜


通訳サービスを初めて依頼する際、多くの企業や自治体の担当者が手探りの状態からスタートします。それ自体は問題ではありませんし、「何をどうすればいいのか分からない」というのは自然なことです。


ただし、通訳案件の現場では、避けられるはずのトラブルや混乱が、ちょっとした依頼の仕方によって生まれてしまうことがあります。ここでは、特に避けたい“NGパターン”をいくつかご紹介します。


NGパターン1:通訳スタイルを決めずに依頼する

意外と多いのが、「とりあえず通訳をお願いしたいのですが…」とだけ伝えて、同時通訳なのか逐次通訳なのかが決まっていないケースです。

同時か逐次かで必要なものは大きく変わります。

  • 必要な通訳者の人数

  • 機材の有無

  • 所要時間

  • 会議の形式

  • 費用感

  • オンラインか対面か

がすべて変わるため、最初に整理されているとスムーズです。

もちろん分からなければ、通訳会社に相談すれば問題ありません。


NGパターン2:内容が専門的なのに情報を共有しない

技術、医療、法務、エネルギー、行政分野などで特に起きがちです。通訳にとって一番避けたいのは、未知の専門分野 × 情報なしという状況です。

通訳は語学だけでは成立しません。背景知識や文脈を理解することで、はじめて意味が伝わります。

資料が完璧でなくても良いので、・途中版・概略資料・用語リストのいずれかが共有されるだけで大きく変わります。


NGパターン3:当日の人数や形式が直前まで確定しない

通訳は“単に通訳者がいれば成立する仕事”ではありません。

人数や形式に応じて

  • 機材-オンライン設定-ブース配置

  • チーム体制が変わります。

特にオンライン通訳(Zoom通訳、Teams通訳など)は、当日の参加方法と音声経路が事前に決まっているかどうかが成功のカギです。


NGパターン4:通訳者を1名で依頼しようとする

同時通訳の場合、1名だけでの稼働は基本的に不可能です。脳の負荷が極端に高く、品質を維持できません。

逐次通訳であっても、長時間なら交代制が必要です。

この点は通訳が“体力ではなく脳力”の仕事だということを知らないと、誤解されやすい部分です。


NGパターン5:音響・通信環境を軽く考える

これはオンライン会議で顕著です。

通信環境が悪いと、通訳者以前に“聞こえない状態”が発生します。

また対面の同時通訳では音響の質が通訳品質に直結します。

この点は

音が悪いと、通訳はどれだけプロでも機能しないという非常にシンプルな真実があります。

まとめ

通訳依頼で避けたいNGパターンは、どれも少しの工夫で回避できます。

  • スタイルを整理する

  • 情報を共有する

  • 形式を確定する

  • 人数体制を理解する

  • 音響や通信を軽視しない

これらを意識するだけで、同時通訳・逐次通訳・オンライン通訳の品質は格段に向上します。


そして何より重要なのは、分からなければ通訳会社に早めに相談することです。

通訳は、依頼者と通訳会社の共同作業で成立するサービスだからです。

 
 
 

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