逐次通訳が向いているシーン/向いていないシーン
- dojitsuyakucom
- 6月25日
- 読了時間: 2分
〜通訳方式の選び方、間違っていませんか?〜
通訳を初めて依頼される企業や自治体のご担当者から、よくいただくご相談のひとつが、**「同時通訳と逐次通訳、どちらを選べばいいのか分からない」**というお悩みです。
実はこの選択、通訳の効果や進行全体に大きく影響するポイントです。今回は「逐次通訳」に焦点を当て、どんな場面に向いていて、逆にどんな場面では不向きかをわかりやすくご紹介します。
■ まず、「逐次通訳」とは?
逐次通訳とは、話し手が一定の内容を話し終えたあとに、通訳者が訳すスタイルです。スピーカーと通訳者が交互に話すため、会話のテンポが落ちる反面、より丁寧で正確な通訳が可能です。
✅ 逐次通訳が向いているシーン
① 小規模な会議やビジネスミーティング
→ 少人数でのやり取りでは、逐次通訳の丁寧さが活きます。話し手と聞き手の間に通訳者が入り、確認しながら進めることができます。
② インタビュー、質疑応答、記者会見
→ 発言の正確さが重要な場面に最適です。記録や報道にも使われるような場面では、誤訳リスクを減らせます。
③ セミナー、研修、ワークショップ(双方向型)
→ 講師と参加者の間に対話が生まれる形式では、逐次通訳が自然に機能します。
❌ 逐次通訳が不向きなシーン
① 国際会議や大規模なプレゼンテーション
→ 話者が話すたびに通訳が入るため、時間が2倍程度かかってしまうことも。テンポよく進めたいイベントには不向きです。
② 複数言語が飛び交う場
→ 同時に複数の言語対応が必要な場合は、ブースと通訳機材を使った同時通訳が圧倒的に効率的です。
③ オンライン会議(多数参加型)
→ Zoomなどで大人数が参加する場合は、通訳専用チャンネルが使える同時通訳の方がスムーズです。
■ まとめ:通訳方式は「内容・目的・規模」で選びましょう
逐次通訳は、対話の精度や表現の丁寧さを重視する場面にぴったりの方式です。一方で、大規模イベントや時間制限のある進行では、同時通訳の方が適しています。
当社では、お客様のご要望やイベントの目的を丁寧にヒアリングし、最適な通訳方式をご提案いたします。
📌 通訳方式でお悩みの方へ
「この会議にはどちらが合っている?」
「オンライン通訳はどう進めればいい?」
「時間や予算の制約もあるけど相談できる?」
そんな時は、どうぞお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、初めてのご依頼にもわかりやすく対応いたします。
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