当日“通訳者が焦る瞬間”とは?
- dojitsuyakucom
- 6月24日
- 読了時間: 3分
〜より良い現場をつくるために、お願いしたいこと〜
通訳者は、国際会議や商談、セミナーなど、言葉の壁を越える現場で静かにプロの仕事をしています。一見すると落ち着いた佇まいですが――実は、「これは困った!」という瞬間が、現場ではときどき訪れます。
今回は、そんな**“通訳者の焦る瞬間”あるある**を少しだけご紹介しつつ、どうすればより良い通訳環境を一緒に作れるのか、法人・自治体のご担当者の皆様と共有できればと思います。
■ ① マイクが入っていない or 聞こえない…
同時通訳では、音声がすべての命綱です。しかし、意外と多いのが「マイクがオフのまま話し始めてしまう」ケース。
通訳者には音が届かず、意味も流れも分からない――でも訳さなければならない。これほど神経を使う場面はありません。
💡 対策ポイント:・マイクテストは事前に実施・登壇者には「マイクを使ってください」と念押しを
■ ② 原稿と話がまったく違う!
「事前に資料をお渡ししました」と安心していたら、当日スピーカーがアドリブ全開で話し始める…これも通訳現場では“あるある”です。
もちろん、即応力が求められるのが通訳者の仕事ですが、話の構成がまったく読めないスピーチは、どれほどベテランでも難易度が高くなります。
💡 対策ポイント:・話す内容が大きく変わる場合は、当日朝の共有だけでも大歓迎です!
■ ③ 進行が予定より早すぎる(または遅すぎる)
スピーカーが時間を巻いて話しすぎたり、逆に大幅に延びたり――通訳ブース内では、タイムテーブルとのズレに対応しながら集中力を保つのも一苦労。
特に同時通訳は2名以上で交代しながら行うため、予定外の展開は調整が必要です。
💡 対策ポイント:・進行表は事前にご共有を・直前で変更があった際は、会場スタッフ経由でもご一報を
■ ④ 「〇〇の略称、何のこと?」が分からない
特定企業・団体では当たり前の略語やプロジェクト名でも、通訳者にとっては「初耳」の場合があります。
例:「では次の項目、SVR-Pについてですが…」→ 通訳者「…?」
💡 対策ポイント:・略語・専門用語のリストを1枚添えていただくだけで、通訳精度が格段にアップします!
■ まとめ:通訳者のプロ意識は、連携でさらに力を発揮します
通訳者は、言葉のプロフェッショナルとして現場でのあらゆる状況に対応します。ですが、通訳者だけでは解決できないことも少なくありません。
だからこそ、事前の準備や情報共有、当日のちょっとした配慮が、通訳の質を大きく左右します。
当社では、通訳者と依頼者の皆さまがスムーズに連携できるよう、通訳手配だけでなく、事前確認や機材調整もサポートいたします。
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