top of page

同時通訳には機材が不可欠?

〜逐次通訳との違いからわかる通訳手配のポイント〜


通訳のご相談をいただく際、よくあるご質問のひとつが「同時通訳をお願いしたいのですが、機材は必要ですか?」というものです。


答えは、はい。基本的に同時通訳には、必ず何らかの通訳機材が必要です。なぜそのような違いがあるのか、今回は「逐次通訳」との比較を通してご説明します。


逐次通訳には機材が不要な場合が多い


逐次通訳とは、話し手が話した内容を一定の区切りで止め、その後で通訳者が訳すスタイルです。会議室や小規模の打ち合わせ、視察などでは、通訳者がその場で声に出して訳すため、特別な機材は不要なことが多く、比較的シンプルに実施できます。


同時通訳は“リアルタイムの訳出”が前提


一方、同時通訳は、話し手が話しているのとほぼ同時に通訳者が訳していくスタイル。訳を聞く参加者と、原音を話す登壇者、それぞれがスムーズにやり取りできるようにするためには、音声を分ける仕組みが必要です。


同時通訳に必要な機材とは?


具体的には、以下のような機材が使われます。

  • 通訳ブース(簡易型または防音ブース):通訳者が集中して作業できる環境を確保

  • 送受信機(レシーバー):参加者が通訳音声を聞くための小型機器

  • マイク・音声分配器:話し手と通訳者の音声を適切に切り分ける

これらの機材があってこそ、話し手と聞き手の双方にストレスのない同時通訳が可能になります。


オンラインでも「同時通訳モード」の設定が必要


Zoomなどのオンライン会議ツールを使う場合も、同様に機材的な“準備”が必要です。たとえば、Zoomには**「通訳チャンネル」**という機能があり、通訳者とリスナーの音声を分けて配信できる仕組みになっています。これを正しく設定し、テストを行うことも非常に重要です。


おわりに


同時通訳をスムーズに行うためには、通訳者の技術力だけでなく、機材やシステムの準備が欠かせません。逆に言えば、こうした体制をしっかり整えることで、国際会議やシンポジウム、企業のグローバル展開において、言葉の壁を感じさせないコミュニケーションが実現します。


当社では、通訳者の手配だけでなく、通訳機材の手配・運用サポートまで一括してご相談いただけます。初めての方も、どうぞ安心してお問い合わせください。

 
 
 

最新記事

すべて表示
通訳現場あるある(司会者編)

〜司会のひと工夫で、通訳はここまで変わる〜 同時通訳や逐次通訳が入る会議では、実は 司会者の役割がとても重要 です。通訳者の力量だけでなく、進行の仕方ひとつで、会議の分かりやすさは大きく変わります。 今回は、通訳現場でよくある「司会者あるある」をご紹介します。 「では、どうぞ」で突然始まる 通訳者にとって少し緊張する瞬間があります。 司会者が何の前触れもなく「では、どうぞ」と登壇者に振るパターンで

 
 
 
通訳現場あるある(機材編)

〜同時通訳は“声”だけでは成り立たない〜 同時通訳というと、通訳者の語学力や瞬発力に注目が集まりがちです。しかし実際の現場では、 機材と音響環境が品質の半分を決める と言っても過言ではありません。 今回は、通訳現場でよくある“機材あるある”をご紹介します。 「音が悪いと、すべてが難しくなる」 同時通訳の原則はシンプルです。 聞こえなければ、訳せない。 マイクが遠い、会場が反響している、ノイズが混じ

 
 
 
通訳現場あるある(自治体編)

〜行政案件ならではの空気感〜 企業の商談とは少し違い、自治体主催の国際会議や海外ミッション、行政視察の現場には独特の“あるある”があります。同時通訳・逐次通訳の現場でよく見られる、自治体案件ならではの光景をご紹介します。 「公式な一言」に全神経が集中する 自治体案件では、首長や幹部の発言に“公式性”があります。 ・表現が強すぎないか・ニュアンスが変わらないか・外交的に問題がないか 通訳者は単に意味

 
 
 

コメント


お問い合わせ

無料見積もり、ご相談は右記のフォームより

お問い合わせください。

150-0043

東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル8b

  • X
  • スレッド
  • Instagram

メッセージが送信されました。

bottom of page