top of page

通訳会社に丸投げしてよいこと・よくないこと

通訳サービスを初めて依頼される企業や自治体の担当者から、「どこまでお願いしていいのかわからない」という声をよくいただきます。

実際、通訳会社に“丸投げして良い領域”と、“依頼者側で決めていただくと結果が良くなる領域”があります。

ここでは、その違いを整理してみます。


丸投げしてよいこと

● 通訳者の選定

通訳者にも専門分野と強みがあり、案件の内容によって最適な人材は変わります。ここはむしろ通訳会社に任せた方が成功しやすい領域です。

● 同時通訳か逐次通訳かの提案

会議の形や目的を聞いたうえで、通訳会社側が適切な形式を提案できます。「どちらがよいかわからない」は当然なので問題ありません。

● オンライン通訳の技術的な設定

Zoom通訳やTeams通訳の設定は、慣れていないと難しいもの。通訳会社がオペレーションまで対応するケースが増えています。

● 機材・音響の手配

特に同時通訳ブースや受信機が必要な場合、ここは完全にプロの領域です。自前で用意しようとするとむしろリスクが高くなります。


丸投げしない方がいいこと

● 会議の目的と背景

「何のための会議か」「誰に伝えるのか」が不明確だと、通訳の方向性もブレます。

● 参加者の情報

利用言語・人数・専門分野などの情報があると、通訳者の選定精度が一気に上がります。

● 資料や用語

完璧でなくてもいいので、とにかく共有を。情報を渡した方が通訳の品質に直結します。

● 最低限のスケジュール

当日だけでなく、準備期間含めたスケジュール感の共有が重要です。


グレーゾーン(相談次第でどちらでもOK)

・議題(アジェンダ)の構成・通訳に伴う進行方法・質疑応答の形式・オンライン通訳の運営ルールこれらは、依頼者だけで決める必要はなく、相談しながら決めるのが最適です。


まとめ

通訳会社が望んでいるのは、“完璧な依頼”ではなく、“相談しながら作っていく依頼”です。

丸投げしていい領域は思ったより広く、逆に丸投げしない方がいい領域はそれほど多くありません。

なぜなら通訳サービスは依頼者と通訳会社の共同作業で成立するサービスだからです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
通訳現場あるある(依頼者編)

〜通訳会社から見る“よくある光景”〜 同時通訳や逐次通訳の現場では、通訳者だけでなく、依頼者側にもさまざまな“あるある”があります。もちろんどれも悪意があるわけではなく、初めて通訳を依頼する中で自然に起こるものです。 今回は、通訳会社の視点から見た「依頼者あるある」をご紹介します。 「まだ内容は固まっていませんが…」から始まる これは非常によくあります。 会議の目的も、参加者も、形式も、まだ流動的

 
 
 
通訳現場あるある(オンライン編)

〜Zoom通訳の裏側で起きていること〜 ここ数年で、同時通訳や逐次通訳の現場は大きく変わりました。ZoomやTeamsなどを使った オンライン通訳 は、今や企業や自治体の国際会議では当たり前の選択肢になっています。 しかし、オンラインならではの“あるある”も、実はたくさんあります。 「聞こえますか?」から始まる儀式 オンライン通訳の現場では、ほぼ必ずと言っていいほど行われるのが音声チェック。 「通

 
 
 
通訳現場あるある(プロ意識編)

同時通訳や逐次通訳の現場には、外から見えにくい「プロとしてのこだわり」が存在します。通訳者はただ言葉を置き換えるだけでなく、会議やイベント全体の理解を支え、国際コミュニケーションの品質を保つ役割を担っています。 今回は、そんな通訳者の「プロ意識あるある」をいくつか紹介します。 “分からなかった単語”をそのままにしない 会議が終わったあと、通訳者がまず確認するのは「今日出てきた固有名詞・略語・専門用

 
 
 

コメント


お問い合わせ

無料見積もり、ご相談は右記のフォームより

お問い合わせください。

150-0043

東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル8b

  • X
  • スレッド
  • Instagram

メッセージが送信されました。

bottom of page